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安全

安全衛生

アドヴィックスは、「“移動”に感動を、未来に笑顔を。」を基本としたアイシングループの経営理念を実現するため、事業活動および私たちの日々の行動において、「安全と健康」をすべてに優先します。

アイシン連結労働安全衛生方針

  1. 全員参加の明るいコミュニケーションで自分と仲間の身を守る活動を推進します。
  2. 教育・訓練・意識啓発により安全・健康な人づくりに努めます。
  3. 各国が定める法令の順守はもとより、自主基準を制定し、快適に働ける職場環境をつくります。
  4. 安全と健康を全てに優先させ、危険・有害要因を徹底的に排除し、災害ゼロをめざします。
  5. 適切な経営資源を投入し、目標達成に向けた継続的な改善・マネジメントシステムの確立と維持を行います。
  6. 行政、得意先、地域社会、仕入先、事業所で働く人との情報交換を緊密に行うと共に、国内外の事業所と連携し効率的な運営を行います。
  7. 本方針を事業所で働く一人ひとりに周知し、積極的に開示します。

安全衛生防火推進体制

労働災害・火災ゼロを実現するため、グループを含めた国内外の拠点への情報共有、支援を行い安全衛生防火活動を推進しています。

安全衛生委員会

安全、衛生(健康)、防火、あいさつ、交通安全KYT等に関する職場の実施事例や困り事などについて情報共有しています。

安全衛生委員会

安全衛生環境教育

労働災害の未然防止を目的に安全衛生教育を実施しています。

ロボット操作の教育

安全衛生の啓発活動

「あなたの身を守るポケットブック」で安全の基本行動(階段昇降時は手すりを持つ、ポケットに手を入れない・ながらスマホで歩かない等)を繰り返し啓発し、安全文化の醸成、従業員の安全意識向上を図っています。

あなたの身を守るポケットブック

外来工事管理

外部委託業者による工事(外来工事)時に管理職による安全パトロールを実施し、外来工事による労働災害・火災の未然防止を図っています。

外来工事の管理

寄り添い活動

国内全グループ会社および海外10ヵ国の安全・防火に関する「困り事」を抽出。安全防火交流会で役員や出席者一丸となって解決策を議論し、安全・防火活動のレベルアップに貢献しています。

安全防火交流会

安全・防火月間の設定

安全月間
7月1日~7月7日の「全国安全週間」に合わせて、アドヴィックスでは7月を安全月間と定め、安全意識の啓発活動を実施しています。

防火月間
2007年2月1日に刈谷工場で発生した火災を教訓とし、アドヴィックスでは2月を防火月間と定め、防火意識の啓発活動を実施しています。

安全啓発の活動

品質

品質への取り組み

アドヴィックスは「世界一お客様に喜ばれるブレーキ屋集団」をめざし、品質の維持・向上の重要な基盤のひとつとして、人材育成や品質啓蒙活動を推進しています。

品質方針

当社は「品質至上」を基本に「社会のため、お客様のため」という考え方にたち、魅力ある製品を通じてより豊かな社会づくりに貢献します。

  1. 「安全」「環境」「快適」を追求し、お客様に満足と感動を与える先進のブレーキシステムを提供します。
  2. 「世界No1品質」のブレーキシステムサプライヤをめざし、品質マネジメントシステムに基づく品質保証活動を徹底します。
  3. ビジョン・長期構想に基づき年度方針を定め、目標達成に向けた継続的な改善・マネジメントシステムの定期的な見直しを行います。
  4. 国際規格への適合、法令の順守はもとよりアイシングループ企業行動憲章に従い、責任ある行動をとります。
  5. 行政、お客様、地域社会、仕入先、従業員との情報交換を緊密に行うと共に国内外の事業所と連携して効率的な運営を行います。
  6. QC的なものの見方、考え方を徹底して継続的な改善活動を推進します。
    適切な経営資源を投入して技術の革新、施設の充実、教育・訓練および意識の高揚・啓発をはかります。
  7. 本方針をアドヴィックスならびに世界の事業所で働く従業員一人ひとりに周知し、高い目標にチャレンジすると共に積極的に開示します。

2024年 4月 1日
品質保証部門長
執行役員 藤田 徹

品質事例展示会

国内全グループ会社および海外10ヵ国で品質事例展示会を開催しました。実際に起こった問題や、お客様の生声、品質向上の取り組み等を展示し、参加した従業員は感じたことをアンケートに記入。気づきや学びを自身の業務に活かせるようにしています。

参加者数 15,676人
品質事例展示会

品質賞表彰・スローガン募集

国内全グループ会社および海外10ヵ国から品質改善事例および、品質スローガンを募集。優秀事例・スローガンを表彰・紹介することで、相互の技術の研鑽などにつなげています。

スローガン応募数 15,912件
スローガン優秀賞

ルール遵守 守りたくても守れない そんなときこそ上司に相談・SOS

品質賞表彰

新入社員への実車不具合体験教育

新入社員全員が、ブレーキ不具合を再現した車両に乗車し、実際にお客様の「ヒヤリ」を体験することで、品質に対する意識と責任感を高めています。

実車不具合体験

新入社員への品質講話

品質保証部門長より、新入社員の品質意識向上を目的に品質講話を実施。
他企業の不祥事に関する実例を交えながら、企業の社会的責任の大きさならびに品質の不具合で発生しうる影響についての説明を通じて、品質が企業の生命線であることを伝えています。

品質講話

品質啓蒙動画・歌

SQDC(安全・品質・納期・原価)の優先順位を遵守する風土を醸成するため、過去事例からの学びを紹介する品質啓蒙動画を定期的に制作。多くの従業員が見られるよう、複数言語で展開しています。動画には品質を自分事として考えるよう、従業員が出演し、啓蒙ソングの作詞作曲・歌入れも従業員が担当。仕入先様感謝の会では、啓蒙ソングを生演奏で披露するなど、アドヴィックスの品質に対する想いを伝えています。

対応言語数 8カ国語
啓蒙動画・歌
仕入先様感謝の会で披露

サプライチェーン

サプライヤーとともに

アドヴィックスは、サプライヤーとの共存共栄を基本に「最もよいものを最もリーズナブルかつタイムリーに安定的に調達すること」を使命と考え、調達活動をしています。

調達における基本的な考え方

パートナーシップ構築宣言

お取引先様へ寄り添うことを意識して、サプライヤチェーン全体のリスク低減・強化に向けたマネジメントを実行するため、内閣府および経済産業省などが参画する「未来を拓くパートナーシップ構築推進会議」の趣旨に賛同し、2022年8月31日に「パートナーシップ構築宣言」を公表しました。

寄り添いの具体的な活動

  • BCP強化
  • お困り事解決支援

「パートナーシップ構築宣言」ポータルサイトはこちら

アドヴィックス「パートナーシップ構築宣言」

パートナーシップの強化

調達方針のサプライヤーとの共有や、優秀仕入先表彰などを通じて、パートナーシップのさらなる強化を図っています。毎年の仕入先アンケートで、率直な意見に耳を傾け、サプライヤー満足度向上と調達業務の改善に取り組んでいます。

アンケート回収数 466件
優秀仕入先表彰式

グローバル調達会議

グローバル調達会議とは、グローバルで調達基盤を構築し、最も良い部品・材料を最も競争力ある価格で、長期安定的に実現するために各拠点のメンバーが集い、互いの方針や施策の共有、業種別調達戦略の議論を通じて、コミュニケーション強化と調達One Voiceを実現する場です。

  • 調達機能として、一体となって同じ考え方・発信をしていくこと
グローバル調達会議

グリーン調達の推進

アイシングループグリーン調達ガイドラインでは、温室効果ガス排出量の削減、廃棄物を含めた資源循環、水使用量の低減、生物多様性の保全をサプライヤーに求めています。環境影響面でのリスクが高いサプライヤーの訪問・点検を通じて、環境リスクの低減を推進しています。

災害を想定したリスク回避活動

地震など大規模災害が発生した際は、人命安全、地域復旧、早期復旧を柱に事業継続を図ります。国内外拠点で、復旧および代替生産に向けたサプライチェーンマネジメントを推進しています。

SCRAM登録品番数 17,915
  • Supply Chain Risk Assessment Management

仕入先防火点検

火災のリスク回避活動の一環として、仕入先防火点検を実施。仕入先を含めたサプライチェーン全体で、防火のレベルアップを図っています。

紛争鉱物問題への対応

紛争や児童労働に直接・間接的に加担しない調達を実現するため、サプライヤーとともにサプライチェーンを遡った紛争鉱物調査を継続的に行っています。調達に関わる労働環境、人権、安全、雇用などの要素も調達課題として重視し、SDGs達成に向け取り組んでいます。

調査依頼 仕入先数 376社

従業員

ワークライフバランス

アドヴィックスは、従業員が生き生きと仕事をし、「働いて良かった」と思える会社をめざしています。そのため、働き方改革の一環として労使一体となってワークライフバランスの充実を推進しています。

ワークライフバランス支援制度

従業員一人ひとりがライフイベントや家庭の状況等に応じて、柔軟な働き方を選択できるよう、さまざまな制度を導入しています。

ワークライフバランス支援制度数 12件 育児休業
産後パパ育休
育児のための短時間勤務
子の看護休暇制度
介護休業
介護のための短時間勤務
介護休暇
あんしん休暇(失効する有給休暇を積み立て、看護等に使用可能)
コアレスフレックス
テレワーク
帯同休職
ファミリープランサポート(不妊治療のための短時間勤務・休業)

テレワーク制度

働く場所を問わないテレワーク制度を導入することで、従業員の選択肢を増やすとともに、感染症拡大防止に努めています。また、テレワーク制度利用者向けの健康管理ガイドブックを制作するなど、従業員のケアをしています。

育児との両立支援

次世代育成支援対策推進法に基づいた取り組みで、子育てサポート企業として愛知労働局にくるみん認定されています。
2020年度からは、男性育児休業取得100%を目標に掲げています。

22年度 産休・育休からの復職率 100%

育児休業取得者数

22年度 男性育休取得率 100%

育児短時間勤務利用者数

有給休暇の取得推進

有給休暇を取得しやすい職場づくりや、取得フォローを実施。仕事で達成感や成長を感じ、余暇でプライベートの充実を図り、従業員一人ひとりがイキイキと働ける会社をめざしています。

22年度 平均取得日数 17日

有給休暇平均取得日数

ダイバーシティ&インクルージョン

アドヴィックスは、サステナビリティにおける優先課題として、多様性の促進を挙げています。従業員一人ひとりが能力を最大限に発揮し、活躍し続けられる環境づくりに取り組んでいます。

豊富な人材育成プログラム

従業員一人ひとりが主体的・自律的に働きがいを持って能力や個性を発揮し活躍できる環境整備を促進することを目的に、22年度よりスタートした上司とのキャリア面談を継続実施しています。今後も、従業員それぞれの描くキャリア実現に向け、階層別・部門別や海外赴任前研修、自己啓発補助など、サポートをしていきます。

グローバル人材の活躍推進

競争力のさらなる強化のため、スタッフ系では優秀な外国人人材の確保をする機会を増やし、外国人ならではの視点や考え方を取り入れることで、組織の創造性向上、活性化を図っています。また、企業にとっても有益な、若手従業員を海外拠点に派遣し育成する海外トレーニー制度などを通じ、グローバルに活躍できる人材を育成しています。

23年度 外国籍労働者数 112人
外国人講師による研修

女性の活躍推進

女性従業員が会社でさらに活躍できるよう、スタッフ系では2030年までに女性管理職比率6.1%達成を目標に、継続的にワーキンググループを組織し、自身のキャリアや働きやすさ・働きがい向上のための施策を経営層に提案し実施しています。技能系でも女性従業員が働きやすい環境改善を進め、女性がスキルアップしやすい環境づくりに取り組んでいます。

女性活躍ワーキンググループ

障がいのある方の雇用促進

働き続けるために必要な「就業」と「生活」の安定のために、社内には障がい者雇用担当者を配置し、当事者・職場両者の相談窓口を設けています。また、担当者を通じて社内健康推進室、社外の支援機関、医療機関と連携し、健康維持と生活不安解消への協力体制を整えています。会話を見える化するアプリの活用や手話講座、互いを知る勉強会の開催により、見え方の違い、想いを知る機会を持ち、円滑なコミュニケーションの醸成につなげています。

指導風景
22年度 障がい者雇用率 2.36%(法定雇用率 2.3%)

障がい者雇用人数

社会貢献

地域社会の一員として

アドヴィックスを含むアイシングループは、自然・環境保護、青少年育成、まちづくりに取り組み、SDGs達成をめざしています。

自然・環境保護

社会の持続的な発展に貢献するため、さまざまな環境保護活動を実施しています。

国内外の拠点での植樹活動

アイシングループは、カーボンニュートラルへの貢献や、環境保護を目的に、植樹活動をしています。日本では富士山の砂礫崩落防止や緑化、中国では内モンゴルの砂漠化防止、タイではマングローブ林の保全など、各国の拠点で継続して取り組んでいます。

23年度 植樹数 約9万本
富士山植樹活動
タイ拠点 マングローブ植樹活動
矢作川源流域の自然環境保全活動

アイシングループは、工場用水や生活用水として矢作川から多くの恩恵を受けています。水源の森を守るため、源流地域である長野県下伊那郡根羽村と「森林の里親契約」を2004年に締結。遊歩道の整備・植樹や間伐などに協力し、CO₂吸収効果認証を受けています。その一環で根羽村「森づくり活動」を開催、アイシングループ従業員と家族が、環境学習や森の再生活動にも参加しています。

信州大学の学生による環境学習

青少年育成

将来を担う子どもたちの健全な成長を支援しています。

小学生向け環境教育の提供

行政・NPO法人と協働で、小学生向けのアイシン環境学習プログラムを実施。体験やゲームなどを通して、子どもたちが環境の大切さに気づき、日常生活からエコ活動の実践へと導く環境教育を行っています。

23年度 参加児童数 93人
ゲームを通じての環境学習
地域の施設・学校支援

中国の福祉施設で、従業員が子どもたちと交流し、おもちゃや日用品等を寄付しました。アメリカの日本語学校で従業員が授業のサポートをし、運営費用を寄付。ブラジルでは、高齢者施設や児童養護施設に衣料品、児童書の寄付など、各国の拠点で地域を支援しています。

中国拠点 福祉施設の支援
小中学生向けプログラミング出前講座

地域の小中学生を対象に、従業員が講師となり、プログラミング講座を実施。ロボットカーを意図通りに動かすミッションやゲームを通して、楽しくプログラミングについて学ぶ機会を提供しています。

23年度 参加者数 180人
プログラミング指導
走行テスト

まちづくり

アドヴィックスは全ての人が安心・安全に生活できる社会をめざし、幅広い分野の活動を継続しています。

令和6年能登半島地震 被災者支援

アイシングループ21社は、地震被害に対する支援を目的に、中央共同募金会、日本赤十字社に寄付。また自治体を通じて食料や衛生用品などの物資支援を実施しました。

寄付総額 1,000万円
地域住民の安全意識向上に寄与

アドヴィックスは自動車業界の一員として、交通事故死ゼロの実現をめざした活動を国内外で実施しています。
近隣地域で交通立哨や交通安全教室を行うなど、地域住民の皆さんの交通安全意識向上に寄与しています。

タイ拠点 交通立哨
中国拠点 交通安全教室
開発途上国の子どもたちにワクチンを寄贈

ペットボトルのキャップを回収し、NPO法人を通じて、開発途上国の子どもたちにワクチンを寄贈する活動をしています。

23年度 ワクチン寄贈数 125人分
刈谷市立双葉小学校へ寄贈
生活に困る方に食品を寄贈

NPO団体を通じ、災害備蓄用食品を生活に困っている個人や福祉団体へ寄付。地域社会の貧困問題解決とフードロス削減に貢献しています。

23年度 寄贈食数 約5000食
フードバンクへ運搬
寄付金付き自動販売機の設置

2019年より、自動販売機からの売上金の一部を、日本赤十字社に継続的に寄付しています。2023年3月にこの支援に対して「社長感謝状」が授与されました。この寄付金は、世界中の災害や紛争、病気などに苦しむ人々を救うため、緊急時の救援や復興支援、予防活動などに活用されています。

23年度 設置台数 34台(前年比22台増)
寄付金付き自販機
日本赤十字社からの感謝状
従業員への啓蒙広告