2025/03/25
当社では、すべての従業員がチームの一員として活躍し続けられる環境づくりに取り組んでおり、その具体例として、Active Team Building Activity(以下、ATBA)を実施しています。これは、一般的なQC活動とは異なり、互いをもっとよく知り、安心して良質なコミュニケーションが取れるよう、心理的安全性を高め、本音の議論を通じてお互いが働きやすい職場を作ることを目的にしています。結果として、職場の生産性向上にとどまらず、一人ひとりのワーク・ライフ総量拡大を目指す職場活動です。今年度は、13チーム112名が参加し、半年間、活動してきました。
心理的安全性の高い職場とは?
年齢や経験等にかかわらず、誰もが安心して発言や行動できるのが、心理的安全性の高い職場です。それを実現するため、ATBAでは、以下を大切にしています。
① 積極的・ポジティブ・対等・自由に発言すること
② 相手を理解しようとすること
③ ジャッジせず、ありのままを受け止めること
④ 背景を聞くこと
⑤ 納得感を最重視すること
隣のあの人のこと、どれくらい知っていますか?
ATBAの最初のステップは、自己紹介。趣味や、これまでの経歴、夢や志等、自由に語り合いました。意外な趣味や共通の特技が分かって、会話が増えるだけでなく、部署メンバーやご家族も誘って、様々な社外活動をしたチームもありました。普段の会話では、知りえなかったメンバーの新たな一面を知り、相互理解がより深まりました。

ありたい姿を実現するには?
各チームは、週1回程度、ATBA会議を実施し、チームの使命やありたい姿とそのギャップ、ありたい姿の実現のためにすべきこと等、様々なテーマで話し合いました。またチーム内の活動にとどまらず、他グループを巻き込んだ勉強会の開催や、技術文書の紹介等、取り組みは多岐に渡りました。

リーダーズ・トーク
ATBAリーダーと、社長の秋山さんで対話を実施。趣味の話から始まり、リーダーとしての悩みや苦労等を秋山さんに相談しました。秋山さんの「私は、常に笑顔を心掛けている。リーダーが笑顔だと、会議時間が1割減るというデータもある」等の言葉に、深くうなずくメンバーの姿が印象的でした。

ATBAの先に見えたもの
ATBAの集大成である報告会を2日間に分けて、実施。社長の秋山さん、副社長の神谷さん、参加チームの管掌役員・部長を含む、105人が会議室とオンラインから参加しました。

発表者からは「困ったことがあったら相談に乗りたいし、乗ってもらいたい」「自身が課題に感じていたことを、他メンバーも同じように捉えていたと分かり、解決に向け、チーム一丸となって取り組めている」「担当製品以外の知識が増え、技術的な内容のコミュニケーションが増えた」等の前向きなコメントが多くありました。質疑応答も活発に行われ、良き相互研鑚の場となりました。

おわりに
2021年より開始したATBAには、これまで58チーム、445人が参加しました。当社ではこれからも、心理的安全性をより高め、誰もが活躍できる職場づくりを推進していきます。