2025/11/28
アドヴィックスの挑戦、その原点
2001年、アイシン精機（現アイシン）、デンソー、住友電気工業という日本を代表するブレーキメーカーが結集。世界No.1のブレーキシステムサプライヤーを目指して、アドヴィックスは誕生しました。約700名・1拠点からスタートしたこの挑戦は、今や単独4,913人、連結13,724人※、世界11カ国に31拠点※を展開するグローバル企業へと進化しています。その原動力となってきたのが、創業時から掲げてきたスローガン——One Team, One Dream。出身会社や部署、国や言語を越えて、ひとつの夢に向かって進むという誓いです。この言葉は、アドヴィックスの文化を象徴しています。
※2025年3月31日時点
紙で始まった社内報「One」がアドヴィックスの絆を深める
2006年、創立5周年を記念して誕生した社内報「One」は、紙媒体からスタートしました。従業員の公募で決まったこの名前には、「世界No.1（One）のブレーキシステムサプライヤー」と「One Team, One Dream」への強い想いが込められています。
ご家族を含めたチームづくりを目指すコミュニケーション誌として、年4回発行し、国内の全従業員に配布。2013年からは英語版・中国語版の製作を開始し、海外拠点との一体感を育んできました。14年間で全59号（英語・中国語版は28号）を発行。記事には、従業員の皆さんの頑張り、仲間との絆やご家族とのつながり、そしてアドヴィックスらしい温かさが詰まっています。
Web社内報が距離を越えて、心をつなぐ
2021年、コロナ禍で在宅勤務が普及し、社内イベントは軒並み中止。従業員が笑顔で集まる機会は激減しました。「会えないからこそ、伝えたい」「離れていても、つながりたい」——その想いから生まれたのがWeb社内報です。
コンセプトは「従業員もご家族も、アドヴィックスをもっと楽しむためのコミュニケーションツール」。紙の社内報「One」の想いと親しみやすいデザインを受け継ぎ、名前は「Web One」。より自由に、より身近に、アドヴィックスの“今”をタイムリーに伝える場として進化してきました。開設当初は担当者1名で、月4回更新を目指していました。現在では、9名のメンバーが他業務と兼任しながら、月に20〜25本の記事を公開しています。
社内報の主役は従業員の皆さん。工場で生まれる革新的な技術や各部署の挑戦から、仲間とともに取り組む改善活動、部活動、社内イベント、多彩な趣味まで――幅広い記事には、アドヴィックスらしい“人”の魅力が詰まっています。また、自動車部品メーカーならではの文化も息づいています。クルマやバイクを愛する従業員が多く、人気コーナー「私の愛車自慢」は毎回注目を集めています。
さらに、マスコットキャラクターの募集・投票、写真コンテスト、「アドヴィックス こどもしんぶん」など、ご家族を巻き込む企画も多数。社内報は、職場と職場、人と人、会社と家庭をつなぐ架け橋になっています。
One Teamでつかんだ、社内報全国トップ10
現在の社内報を支えるのは、社外広報、サステナビリティ推進、スポーツ振興、モータースポーツなどを兼任する編集チーム。そして、従業員の皆さんです。「One Team, One Dream」——その言葉通り、チームの力で社内報を育てています。
当社の社内報は、社外からも高く評価され、2022年には初応募で、ウィズワークス株式会社主催の社内報アワード「Web/アプリ社内報部門 媒体全体 ブロンズ賞」を受賞。2025年には2度目の挑戦で、シルバー賞を獲得し、全国トップ10に輝きました。審査員からは、「優しいカジュアルな雰囲気の画面から、会社の考えるポリシーや生産・技術・人事などに関わる施策を工夫して伝えておられ、良い意味で裏切られました」「Web社内報はさまざまな誌面を見てきましたが、正直今までで一番楽しく閲覧することができました」「自動車愛にあふれた従業員の皆さまの様子が伝わってきて、非常にワクワクしました」など、称賛の声が寄せられました。
創立25周年、その先へ——社内報とともに未来を描く
アドヴィックスは、2026年度に創立25周年を迎えます。四半世紀の歩みの中で、私たちは数えきれない挑戦を重ねてきました。会社規模が大きくなっても、変わらず守り続けたい価値があります。それは、アドヴィックスの主役は従業員一人ひとりであること。One Team, One Dream。―その想いをつなぐのが、社内報です。従業員の皆さんの声に耳を傾け、日々の挑戦や未来への希望を届けることで、社内報は進化を続けています。そして、その先にある未来を、社内報とともに描いていきます。