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#コミュニケーション #サステナビリティ

ウレシックス誕生! 語呂合わせでふやそう“言われてうれしい言葉”

2025年10月某日、アドヴィックス社内にカラフルなポスターが掲示されました。”ウレシックス”と名付けられた6人組のキャラクターが並ぶデザインは従業員の目を引き、瞬く間に話題となりました。ウレシックスは、言われてうれしい言葉を社内で広めるために生み出されたヒーロー戦隊。労使事務局が主体となって進める企業風土づくりの一環として誕生しました。

約4,800人の声から生まれたヒーロー戦隊

風土は、日々の職場で交わされる言葉や行動で形づくられます。今回の労使活動の目的は、言葉や行動を変えることでより良い風土を育むこと。今年度実施した労使アンケートには、約4,800名の従業員から回答が寄せられました。

集まった声をもとに増やしたい言動を明確化し、従業員が取るべき基本行動を改めて定義することから取り組みが始まりました。特に多かったのは、上司や仲間からの何気ない一言が、自分にとって大きな励みになったというエピソード。「ありがとう」だけでなく、心を動かす言葉はたくさんあります。こうした言葉をもっと増やすために、労使事務局は全社で共有できるポスターを制作しました。

アドヴィックスの取り組み"ウレシックス"
労使事務局の皆さん

言われてうれしい言葉を広める“ウレシックス”

従業員の皆さんから寄せられた「言われてうれしかった言葉」を分類すると、「感謝」「期待」「承認」「賞賛」「労い」「信頼」の6つに分けられました。これらの6つのポジティブワードを、覚えやすく楽しく広めるために誕生したのが“ウレシックス”。語呂合わせで親しみやすいキャラクターにし、見た瞬間に意味が伝わる工夫を凝らしました。

今回の取り組みでは、言葉の引き出しを増やすことに重点を置いています。言葉のレパートリーを増やすことで、ふとした瞬間にも自然に言葉が出てくるようにしたい――そんな想いが込められています。さらに、「誰から、どんなシチュエーションで、どう言われたか」という実際のエピソードも添え、言葉を使う場面をイメージしやすくしました。

アドヴィックスの取り組み"ウレシックス"

ポスターに込めた想い、その舞台裏

ウレシックスのポスターを製作したのは、人事総務部の山本敬太さん。実はすべて内製です。山本さんは、アドヴィックスに中途入社後、工場管理室を経て、現在の人事総務部へ異動。デザインの得意な上司の影響もあり、独学で、日常生活の中でフォントや色使いを研究しながらアイデアを練り上げたと言います。

「表面的な言葉だけを変えても意味がありません。そこに心がこもっていなければ、相手には伝わらない。それでも、目に見える『行動』、耳に入る『言葉』――まずはそこを変えることが第一歩です。今回の労使活動を通じて、一人ひとりが自分の言動を見直すきっかけにしてもらえたらと考えています」
ポスターは、職場の風土を変えるための“仕掛け”。その背景にある情熱が、アドヴィックスの未来を動かしています。

アドヴィックスの取り組み"ウレシックス"
ウレシックスに込めた思いを語る山本さん

小さな言葉が、大きな力に

ポスターが掲示されてから、社内では小さな変化が生まれています。「ウレシックスを見て、今まで以上に言葉を意識するようになった」「ポスターに掲載されていたエピソードが、おそらく自身が部下にかけた言葉だった。照れ臭かったが、これからもポジティブな言葉をどんどん使いたいと思った」――そんな声が寄せられています。

たった一言が、人の心を動かし、職場の空気を温かくする。その積み重ねが、信頼と感謝に満ちた風土を育てていくのです。ウレシックスは、そんな“言葉の力”を再認識させてくれる取り組みです。

アドヴィックスの取り組み"ウレシックス"

ウレシックスの挑戦は続く

言われてうれしい言葉を社内にもっと広げるため、今後は入社時や昇格時の教育・研修に取り入れ、ガイド化していくことも検討しています。この取り組みで生まれた言葉やアイデアは、記録として残し、引き継ぎながら進化させていきます。新しい言葉をどんどん加え、広げていく――それはアドヴィックスの大切な財産です。当社はこれからも、ウレシックスとともにうれしい言葉を増やし、社内に笑顔を広げていきます。

アドヴィックスの取り組み"ウレシックス"