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健康経営の取り組み

アドヴィックスは、「世界一お客様に喜ばれるブレーキ屋集団」「従業員が働いて良かったと思える会社」を目指しています。これらを実現していく上で、働く仲間の「安全と健康」が大前提です。当社では従業員の健康意識の向上を図るため、心身両面の健康施策の充実に取り組むとともに、従業員全員がいきいきと働ける組織を目指し、新しい時代に向け健康経営をより一層推進していきます。

健康経営で解決したい経営課題

健康経営優良法人の認定

アドヴィックスの健康経営の取り組みが評価され、経済産業省より「健康経営優良法人」の認定を受けています。

健康経営宣言

アイシングループは、かけがえのない社員が、心身ともに健康で、実り豊かな生涯を送ってほしいと願っています。社員の健康は、会社全体を活性化させ、会社の持続的な成長にも繋がると考えます。経営理念に掲げた「“移動”に感動を、未来に笑顔を。」を実現するために、すべての仲間が、健康で、わくわくと仕事に取り組み、働きがいや人生の幸せを感じ、個々の強みを発揮できることを目指します。

  • 私たちは、自らの健康へ関心を持ち、仲間とともに、健康維持、増進に努めます。
  • 私たちは、健康で、個々の強みを発揮できる会社風土を醸成し、笑顔あふれる未来を創ります。


2021年 8月6日
株式会社アドヴィックス

推進体制

産業医・保健師などの専門職を含むメンバーにて、健康増進施策を検討・実施しています。グループ会社においても、アイシングループ健康部会を通して活動を共有し、グループ一体となって健康施策を進めています。

健康課題と目標

従業員の健康課題のうち、 「BMI25未満の割合」「非喫煙率」「メンタル不調新規休業者率」「メンタルヘルス研修受講者率」の4項目を重点管理項目に設定し、2030年度に向けて、 「アイシングループ健康ビジョン」を2021年に掲げました。

項目 2021年度 2022年度
BMI25未満の割合 74.0% 73.4%
非喫煙率 70.4% 70.7%
メンタル不調新規休業者率 0.93% 0.77%
メンタルヘルス研修受講者率 100% 100%

従業員の健康維持・健康意識の向上に向けた具体的対策

生産人口の減少や社会の高齢化が進む中、若手から高齢まで、全社員の生産性が落ちることなく、『いきいき健康で働ける体・心づくり』を目指して、会社・従業員一体となり健康維持・健康意識向上に向けて取り組んでいます。

生活習慣病対策の推進

健康診断

病気の早期発見・早期治療を促進するため、従業員への定期健康診断の重要性を周知し、受診促進に努めています。また、疾病予測ツールを活用しながら、健康イベントの実施、保健指導をすることにより、自身の健康を見直すきっかけを提供しています。

実績 2020年度 2021年度 2022年度
定期健康診断受診率 100% 100% 100%
  • 対象:各年度4月1日時点の在籍者
がん予防活動

定期健康診断のオプション検査として、血液検査によるがん検診を実施しています。罹患者数の多い、 「大腸がん検診」「胃がん検診(ペプシノーゲン・ピロリ抗体検査)」は希望者へ無料で実施しています。また、健康保険組合と協業で、人間ドッグ・ 脳ドッグの費用補助や受検率向上に向けた啓蒙活動をしています。

非喫煙率向上活動

喫煙による健康障害リスクの低減と、受動喫煙防止を促進する活動を2025年度喫煙率24.2%を目指して取り組んでおります。年に数回、全社・全拠点で禁煙デーを設定しています。また、保健師による禁煙サポートや、健康保険組合と連動して、禁煙プログラムを実施し、禁煙外来の通院費用を一部補助するなど、禁煙希望者をサポートしています。2024年度には、敷地内全面禁煙となります。

女性特有の健康課題に向けた取り組み

女性部下の健康管理に対する知識・対策方法の取得を目的に、管理職向けに女性特有の健康課題に関する研修を実施しています。 婦人科健診も費用補助し、受診の啓蒙活動を行っています。また、社内・職場では相談しづらい事などを気軽に相談できるよう、社外電話相談窓口(EAP)を設置しました。

女性特有の健康課題に関する研修
出席率 41.9%
社員食堂を活用した食育活動

食堂委託業者と協業し、社員食堂の場を通じて 「食育」を実施することにより、食生活改善のきっかけづくりを実施しています。 定食ではなく、メイン、小鉢を数種類用意し、従業員が好きなメニューを選ぶことができます。メニュー表、精算時の画面にカロリー表示をすることで、自身で食生活をコントロールし、生活習慣病予防の意識を促しています。 また、スマートランチ(低カロリーメニュー)、 健康米 (十六穀米、麦ごはん、マンナンご飯)など、各拠点ごとに健康増進メニューを考案、提供しています。

十六穀米
麦ごはん
健康・食育イベント

従業員支援プログラム(EAP)

24時間健康相談ができる、電話相談窓口を設置しました。従業員だけでなく、その家族も利用できます。社内の相談窓口や、就業中、職場には相談しづらい場合に気軽に利用でき、従業員本人とその家族の体調不良、心の悩み、介護・育児、近くの病院紹介など、幅広い内容で相談が可能です。また、有資格者による対面での相談にも対応しています。

※提携・写真提供:ティーペック株式会社

従業員のヘルスリテラシー向上への取り組み

健康に関する情報提供

健康に関する内容に特化した 「健康ポータルサイト」を社内ウェブサイトに作成し、従業員がいつでも閲覧できるようにしています。
ポータルサイトには、 社内で実施している健康施策のスケジュール・内容の掲載、運動や食事方法などの健康ニュース、季節ごとに流行する感染症や熱中症など、疾病のニュースを発信・掲載しています。 また、「復職フロー図」、「在宅勤務での健康管理サポート」など、 心身の健康に関するマニュアルや社内規定も掲載し、必要な時にいつでも確認ができるようにしています。

メンタルヘルス

相談窓口の設置

産業医・保健師など、社内専門職による相談窓口を全拠点に設置し、従業員の相談対応ができる体制を整えています。精神科医や社外カウンセラーによる相談対応も行っています。

メンタルヘルス教育の実施

管理職向けにセルフケア・ラインケア教育、新入社員へのセルフケア教育を実施しています。また、アイシングループ合同でのラインケア研修も実施しています。受講後アンケートでは、約90%以上の方が研修内容を理解できた、また職場で実践可能との回答をしています。

メンタルヘルス研修
22年度までの
延べ受講者数
係長クラス 管理職 その他管理・監督者
264名 416名 416名

ストレスチェックを活用した職場改善活動

ストレスチェックの職場診断結果を職場へフィードバックし、職場改善活動を支援しています。また、高ストレス者面談を実施し、メンタルヘルス不調の早期発見・早期ケアに取り組んでいます。

  2020年度 2021年度 2022年度
受検率 96.4% 95.0% 94.7%
高ストレス者率(D/E判定) 14.2% 13.5% 13.6%
総合健康リスク 90 89 87
  • 総合健康リスク:全国平均を100とし、数値が低いほど良い傾向を示す(リスクが低い)
復帰支援の整備

休職した従業員が、円滑・確実に職場復帰できるように、産業医・保健師、および専任スタッフと職場上司が連携して、復職をサポートする体制を整えています。

在宅勤務者への取り組み

多様な働き方の推奨、また新型コロナウィルス感染予防対策として、在宅勤務が推奨され、利用者も増えています。 在宅勤務中の困りごとをヒアリングしたアンケート調査を基に、「在宅勤務での健康管理サポート」を発行しました。「食事内容について」「在宅勤務中にできる運動方法」「作業環境整備の目安」「メンタルケア」について掲載しています。また、「管理職向けのメンタルヘルス研修」や「ストレスチェックの職場改善活動の支援」にも、 「在宅勤務中のラインケア」の内容を組み込んでいます。

感染症対策に対する取り組み

インフルエンザ予防接種の実施

季節性のインフルエンザについては、感染予防 (手洗い・うがいの励行など)の啓蒙や、職場での予防接種の実施、従業員の家族の予防接種費用の一部補助をし、感染予防対策をしています。発生時も対応を定め、蔓延防止に努めています。