Aisin Logo
#ETロボコン #サステナビリティ #人材 #地域貢献

アドヴィックスには、部活動の1つとして「ETロボコン部」があり、組み込みソフトウェア※の設計技術を競うETロボコン大会での活躍を目指し、努力を続けています。ETロボコンとは、レゴ社製の自律走行ロボットを用い、コースの走行とマーカーを動かすなど諸課題をクリアしながら、そのタイムと出来栄えを競うものです。2006年にチーム「HELIOS(ヘリオス)」として大会に初参戦、これまで通算6度の全国大会総合優勝を誇り、2024年の大会では前年に続く総合2連覇を達成、今やETロボコンでは知らない人がいないほどの強豪チームとなっています。

※ハードウェアにおいて特定のタスクや動作を実行するためのプログラムやデータを指し、私たちが使用するスマホやパソコンを始めとして、あらゆる機器に必要不可欠なものです。当社が手掛けるクルマ用のブレーキシステムにおいても、緻密な制御を実現するために膨大なプログラムが書き込まれています。

ETロボコンを通じて、人とスキルを磨いていく

当社はブレーキシステムサプライヤーとして、メカ・エレキ・ソフトの技術を結集し、様々なクルマに製品を提供しています。昨今、自動運転や高度運転支援システム(ADAS)などソフトウェア領域の開発が大規模かつ複雑になる中、ETロボコンはソフトウェアエンジニアの成長に資する重要な人材育成の場となっており、その活動を積極的に支援しています。 また、ETロボコン大会が掲げる「世界をリードするエンジニアの育成」という趣旨に賛同し、ゴールドスポンサーとして協賛しており、当社チームの活躍に加えて、競技の普及・拡大にも貢献しています。

ETロボコンで培ったことが地域貢献にもつながる

ETロボコン部は、2016年より「プログラミング出前講座」と題して、本社が所在する愛知県内の小・中学生を対象に、大会にも使用するレゴ社製の走行体を用いたプログラミング教育を開始。生徒の皆さんは、最初はプログラミングに苦戦しながらも、創意工夫してコツをつかんでいくと、課題をクリアするため真剣な表情で白熱した戦いを繰り広げます。次世代を担う若い人たちにも、ソフトウェア設計の魅力を伝えています。

携わる社員の想い~チーム「HELIOS」でこれから成し遂げたいこと~

― HELIOSに参加したきっかけ

新入社員のときに、業務外の自己啓発にも取り組みたい気持ちがあったことに加え、優秀な先輩方から知識や経験を学ぶ良い機会になると思い参加しました。

― チームリーダーとして意識していること

限られた時間で最善の結果を得られるように、全体を見て優先度の高い課題から取り組んでもらえるように意識しています。また、自分がいないことで後輩が困りごとを相談できず先に進められないといったことがないように、予定を調整してできる限り多く活動に参加するようにしています。

ETロボコン部 リーダー 矢船 僚一朗さん

― 2連覇を成し遂げて今後はどんな目標をかかげて活動しますか

今年と同じことを繰り返すだけではなく、柔軟な思考で新しい技術も取り入れて、大会を盛り上げられるようなチームを目指していきたいと思っています。

― これからアドヴィックスで出会うソフトウェアに携わる未来の仲間に向けて

当社で行うような自動車のソフトウェア開発は大規模で複雑なのに加えて、高い品質が求められる難しい仕事ですが、そのぶん達成感や成長の機会は非常に大きいと感じています。新しい課題に、一緒に挑戦できることを楽しみにしています。

アドヴィックスは、今後も従業員一人ひとりが能力を最大限に発揮し、活躍し続けられる環境づくりを通じて、人材育成に努めてまいります。

関連記事リンク