2025/05/08
当社では、持続可能な社会の実現に向けて、様々な活動を行っています。その一環として、4月2日、当社柔道部が社会福祉法人相和福祉会(愛知県知多郡東浦町)の3施設の子どもたちを対象に柔道教室を実施。児童養護施設「風の色」、乳児院「波うさぎ」、障害児入所施設「トイBOX」の1才から18才の約30名が参加しました。

本イベントの契機は、1月に社内で実施した「子ども用品くるくるリサイクル譲渡会」にありました。社内で回収した物品を寄付するため、当社メンバーが本施設を訪問した際、職員さんから「私たちの施設では、かけがえのない経験や、生涯の趣味を見つける活動に力を入れている」と伺いました。同行した磯村亮太さん(柔道部員)は、初対面の子どもたちから熱烈な歓迎を受け、楽しくふれあう中、「私たちに、何かできないだろうか?」と考えました。そして、「3才から続けている柔道の魅力を伝えたい」と、他の柔道部員や施設の方と相談し、今回の企画を立案。他業務や柔道の練習の傍ら準備を重ね、実現に至りました。
当日は、5名の柔道部員が参加し、様々なプログラムを実施しました。まず、柔道部員が率先して大きな声を出し、参加者全員で元気に準備運動。次に子どもたちに畳に慣れてもらうため、畳の上をゴロゴロ転がってもらいました。柔道の帯を使った「しっぽ取りゲーム」では、子どもたちが全力疾走! その後も、「動物じゃんけん」や「柔道部のお兄ちゃんをみんなでひっくり返してみよう!」、日常生活でも役立つ「受け身」の練習など、子どもたちは楽しそうな声を上げながら、ずっと夢中になって動き回っていました。

また、子どもたちに実際の柔道を知ってもらおうと、柔道部員が試合さながらに技を披露すると、「うぉー!」「すごーい!」と大きな歓声が。続く、柔道技の基本「大外刈り」体験で、子どもたちや職員さんが屈強な柔道部員を見事に倒すと、会場はさらに大きな歓声と拍手に包まれました。

参加した子どもたちからは、「初めて柔道をしたけれど、おもしろかった!」「〇〇さん(職員さん)が柔道部のお兄ちゃんを投げて、かっこよかった!」といった声が聞かれました。一方、柔道部員も「楽しそうな子どもたちの姿に、こちらまで笑顔になった。これからも様々な場所で、柔道の魅力を伝える活動を続けていきたい」と抱負を語り、普段の練習とは一味違った、新たなやりがいを感じた様子でした。

私たちはこれからも、本施設の子どもたちの「地域の頼れる大人・良き友人」として交流を続けていきます。当社は、今後も様々な活動を通して地域社会との絆を深め、幅広く社会貢献に努めていきます。