2026/10/06
2026年7月3日、当社は創立25周年を迎えました。この節目を迎えるにあたり、これまでの歩みを支えてくださったお客様、お取引先、地域社会の皆様、そして全てのステークホルダーの皆様に、心より感謝を申し上げます。この記事では25年を振り返り、創立の原点から現在の技術力、そして創立記念式典で語られた講話をご紹介します。
アドヴィックスの誕生
当社が創立した2001年前後、「環境への取り組み」「グローバル展開」さらに「部品のシステム化」といった課題に対応できるシステムサプライヤーを、世界中のカーメーカーが求めていました。こうした背景のもと、当社はトヨタグループが進めた事業再編によりブレーキシステムサプライヤーとして位置づけられ、アイシン精機株式会社(現:株式会社アイシン)、株式会社デンソー、住友電気工業株式会社、トヨタ自動車株式会社の合弁会社として2001年に誕生しました。
4社それぞれが長年培ってきた技術と経験を持ち寄り、「世界最高のブレーキシステムをつくる」という共通の志のもとに結集したことが、当社の原点です。創立当初からこの想いは変わらず、安全・安心な移動を支えることに尽力してまいりました。
ブレーキシステムを「すべて」つくる会社としての誇り

・ディスクブレーキ(パッド、ディスク、キャリパ)
・電動パーキングブレーキ
・回生協調ブレーキシステム
当社はブレーキパッドやディスクブレーキなどの基本ブレーキから電子制御ブレーキシステムやESCモジュレータなどの制御ブレーキ製品まで、あらゆる自動車に搭載されるブレーキシステムのすべてを、自社で開発・製造する総合ブレーキメーカーです。これらの技術が連携し、ドライバーの安全・安心を守る仕組みをつくり上げていることが強みです。ブレーキシステムを構成する部品は、単体で性能を発揮するものではありません。 メカ、エレキ、ソフトが連携し、はじめて自動車は安全に止まることができます。これらを当社が「すべて」つくることによって、「自動車全体の制動性能を最適化できる」「開発スピードを高められる」「品質を統合的に管理できる」「自動運転・電動化に必要な高応答制御を実現できる」といった価値が生まれています。これは世界でも数少ない総合ブレーキシステムサプライヤーであるアドヴィックスだからこそ可能な取り組みです。
創立25年の歩みを、次の10年の力へ
2026年7月3日、アドヴィックス本社で創立記念式典を行いました。秋山晃社長による今後のビジョンの発表、そして当社がメインスポンサーを務める女子カーリングチーム「ロコ・ソラーレ」の本橋麻里代表理事と藤澤五月選手をお招きし、講話をいただきました。

まずは秋山社長に今後当社が目指す姿を語っていただきました。
「これから必要とされるのは、自ら考え、先んじて行動する力です。市場変動や技術革新の加速、価値観の多様化などにより、事業環境は常に変化し続けています。その変化に受け身で対応するのではなく、自ら変化を読み取り、価値を生み出す方向へ動く姿勢こそが、これからの企業成長の鍵になると考えます。従業員一人ひとりがこの意識を強く持ち、世界の多様な地域において、事故ゼロで自分らしい生活を支えるモビリティ安全基盤が整った社会をつくることが、当社の描く未来です。」

続いて、ロコ・ソラーレの本橋代表理事に、リーダーシップについて語っていただきました。
「チームプレーに必要なのは『チームワーク』です。しかし、チームワークづくりは『議論が起こる』『意見がまとまらない』『時間がかかる』こともしばしばで、つい避けてしまいがち。しかし世界を相手にする場面では、やはり一致団結しなければいけません。私たちは『チームカラー』を必ず大事にしています。天真爛漫な子がいればシリアスな子もいるように、5人の個性そのものをチームカラーとし、それが一つのアイデアとなりチームワークに直結します。そのなかで私の役割は、選手の誰かに負担が偏ったり、取り残されそうになったりするときに、形を整え直すことです。誰一人こぼれることなく、全員が同じ方向を向いて目標へ向かわせることが自身のリーダーシップだと思っています。」

次に藤澤選手に、挑戦について語っていただきました。
「ロコ・ソラーレは同じメンバーで長く活動してきたからこそ、新しい挑戦を忘れがちになるという弱さがあります。その弱さを克服する意味で、ボディビルは私にとって新たな挑戦でした。自分の身体にコンプレックスがあり挑戦しましたが、やってみると『前の体型の方が良かった』という声をいただくこともあり、自分にはなかった視点に触れる機会となりました。食事管理やトレーニングの細やかさなど、多くの学びもあり、挑戦して良かったと感じています。皆様の中にも、いつか挑戦したいことがあるかもしれません。しかし『いつか』は自ら行動を起こさなければ訪れません。私の好きな言葉に『挑戦に年齢制限はない。本当は、今が一番若い日だ』という格言があります。今日という最も若い日に、ぜひ新たな挑戦へ踏み出していただきたいと思います。」
未来へ・・・
当社は創立25周年を迎え、皆様からのご支援に深く感謝しつつ、「VISION 2035」という新たな中長期経営計画のもと、ブレーキ技術を核に未来のモビリティ社会の創造へ挑戦し続ける決意を新たにしています。以下の25周年特設サイトでは、トップメッセージやこれまでの変遷、社史動画や企業紹介イメージ映像などを紹介していますので、ぜひご覧ください。
これからも、アイシングループ経営理念「”移動”に感動を、未来に笑顔を。」に沿って、働く仲間やお客様、社会に新たな価値を提供できる企業を目指してまいります。
